恒例の西上州。今年は、2016年に行った碧岩・大岩と2019年の落沢岳・しれいた山を楽しんだ。両日とも天気が良く、穏やかな気候で忘年登山にふさわしい山行となった。
みどるの山行は9月はお休み。満を持しての10月の山行であったが、真夏の源次郎尾根から秋を通り越して雪が舞う冬の山行となってしまった。途中トラブルがあり撤退を余儀なくされたものの久しぶりの仲間との山行を楽しんだ。
本年の最大級のイベントである源次郎尾根。山行中いくつかのトラブルは発生したものの、今年は雪が多く、雪渓が安定していたこと。天候にも恵まれたことなどで無事登攀することができた。とてもよい山行であった。
もう何度目になるだろうか。
新生みどるの会がなって毎年計画しては台風、大雨の影響で流れた山行である。
JMIAからみどるに入ったメンバーは、沢でのビバークを経験しておらず、今回の笛吹川釜ノ沢東俣は、条件がそろえば景観が素晴らしいうえに首都圏から近いビバークを楽しめる沢である。果たして今回は、梅雨のさなかで西日本では大雨が続き、関東でも梅雨の長雨がつづいている状況で決行するかどうか前日まで悩んだのだが、山行当日の天候は問題なしであることから、とりあえず水量が多くないことを期待して決行することとなった。
沢は、量、流れとも予想を超えており、難しい沢となったが、遡行時の天候は概ねよく何とか遡行することができた。
いかにも奥秩父らしい、樹林帯、落ち葉、倒木、脆い岩場の縦走路であった。天候はさわやかな風が吹く好天、
頂上は展望ゼロだが、ところどころにチチブヒメツツジ(駿谷さん命名)が咲き誇っていた。
みどるとしては6年ぶりの赤沢山。雪山の総合力をアップさせるには絶好のコースであるが、気温が高く雪はゴールデンウイーク並みの悪雪、おまけに雨が降る悪天候であったが何とか山頂だけは踏むことができた。
2月は1月に続き八ヶ岳に向かった。阿弥陀中央稜。快晴ではあるが強風と急登、腰までのラッセルと厳冬期の八ヶ岳を十分に楽しんだ。
大同心稜は強風で厳しかった。
大同心稜基部から横岳コルに這い上がるルートで力を使い果たし、硫黄岳山荘の小屋陰で風が避けられるところまでは頭がクラクラ、目がチカチカ、高山症状と低体温で遭難寸前であった(田中は)。
硫黄岳を越えて樹林帯に入ったらケロッと治り、元気になった。現金なものである。