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2021.03 赤沢山

日程:2021313日(土)~14日(日)

場所:谷川岳山系赤沢山

集合:JR上毛高原駅 800

メンバー:L田中、森川、赤星、駿谷、大野、星

 

行程

3/13

8:00 JR上毛高原駅-8:45 土合山の家-9:05 登山開始-13:15 ビバーク

 

3/14

7:30 ビバーク地出発-8:30 赤沢山-9:10 ビバーク地-11:30 下山

 

DAY① 3/13 晴→雨→雪

8:00JR上毛高原駅に星以外が集合しバスで土合駅を目指す。8:45土合山の家にはいる道のところで星が合流。そこから少し歩き、9:05装備を整えツボ足で登山開始。

以前雪上訓練で12月に土合山の家を訪れたときとは全く違う風景。その時は丁度寒波がきており、一晩で車が埋まって見えなくなるほどの降雪であったが、すっかり雪は消え3月だというのにもう春のような気温と風景。

今年はラニーニャ現象の影響で12月~2月はじめまではここ数年にない降雪量であったが、その後はめっきり降雪量も少なくなり気温も高く融雪がすすみ、まだ3月半ばだというのに雪がついていない部分もある。またザクザクした雪で踏み抜いてしまいとても歩きにくい。

土合山の家の裏から少し歩き登りやすそうな取り付きを探す。取り付けそうな場所をみつけ沢上を登り800ⅿ位のところで尾根にあがる。尾根にでた後はひたすら尾根を上がっていくのだが、急登な上に雪が腐っており踏み抜きが多くラッセルを交代にしながら登る。

西から延びる尾根に1,080ⅿ付近でぶつかり一本とる。休憩をとりながらふと登ってきた尾根をみ、雪はざくざくでクラックはいたるところではいっており春の訪れを感じた。

休憩中にこの後の山行について相談。雪が腐っているため登るのに必要以上に時間を要する、また明日の天気予報では風が強く、行く予定の白毛門からの下山時風の影響をうけると危険度は増す可能性が高く、今回の山行は赤沢山ピストンにすることに山行計画変更。

地図上で1,200ⅿ付近が平地になっていそうなので少し尾根を上がりビバーク適地を探す。1,185ⅿ付近で幕営。結局今日はアイゼンもワカンも使わず。

テントを設営し宴会開始。当初は雨も降っておらず天気が良かったのでワイワイとみんなでテーブルと椅子をつくり宴会開始。徐々に雨が降ってきたがこの雰囲気がよくびしょ濡れになりながら外で宴会を継続。さすがに雨がひどくなってきたので、テントに避難し宴会を続ける。今回の山飯は赤星さんが考えてきてくれた汁そば。

そばにお餅や卵やのり、かきあげを入れて食べ、美味しかったうえにとても身体が温まった。

テントで宴会中も雨は降り続きテント内はびしょ濡れに。スノーフライが雨に弱いとは知らず、こんなにも快適でないテントは久しぶりだと思いながら就寝。

スノーフライに防水加工がされていないことを知らなかったので、学ぶいい機会になった。そして、ちゃんと天気予報をみて、怪しい時は標準のフライとスノーフライ両方持っていくことも考慮しなければいけないと思ったが、その分重量が増すので物は考えようだが。

 

DAY② 3/14 雪 風強し

テント内で各自朝食を済ませ、7:30出発。昨晩雨から雪に変わったが、ツボ足で赤沢山を目指す。やはり予報通り風は強く、また雪庇がすごいため尾根をさけ登っていく。8:30赤沢山山頂到着。記念写真を撮り下山開始。

風の影響で雪が溜まっているところもあるが、雪がとばされているところの下りはツボ足では厳しそうなためアイゼンを装着し下山。

9:10ビバーク地に到着しテントを撤収し登りと同じルートで下山。

雪があるところまで尾根上をすすむ。雪がきれたところで沢にはいり下れそうなルートで下山。アイゼンとピッケルで雪上ではない土の上を下るのは経験が少なく、アイゼンのつめはささるし、ピッケルも土にさせるから安全に下りられるであろうが、経験が少ない分腰がひけやや恐怖を感じ、いろいろなところに力がはいっていたためかここが一番体力を消耗した気がする。

下山後はいつも通り上毛高原駅近くのそば屋で昼食をとりお酒をのみ各自帰路についた。(星)