日程:2023年2月25日~26日
メンバー:水上、森川、田中、駿谷、大野
行程:
2/25 那須塩原駅改札前7:50→ 西口8:00発 大丸温泉行バスへ乗車→大丸温泉9:10着
大丸駐車場9:35出発~那須ロープウェイ山麓駅~峠の茶屋駐車場10:10着~幕営
東南稜取付き偵察へ11:10出発~強風のため3番看板過ぎで引き返し~幕営地12:40着
2/26 幕営地4:40出発~強風のため4番看板手前にて撤退~幕営地6:10到着
峠の茶屋駐車場7:10出発~那須ロープウェイ山麓駅~大丸駐車場7:35着
大丸ガーデン日帰り湯
大丸温泉9:30発 那須塩原駅行きバスへ乗車→那須塩原駅10:40着
那須塩原駅前 平成食堂にて反省会
2/25 1日目
那須塩原駅7:49着の新幹線指定席は9割程度うまっていた。50分には全員改札前に集まり、西口を出て大丸温泉行きバスへ乗車。ICカード使用可能。9:10大丸温泉到着。
風が強いため、まだ開店していない店の前の屋根付きスペースを借りて風を避けながら装備を装着。9:35大丸駐車場を出発。
階段は登らずに舗装道路を歩き、途中から登山道へ入るが、登山道入り口の傾斜がやや強く、ここでスノーシュー又はチェーンアイゼンを装着する。
ロープウェイ山麓駅付近から金属音が聞こえ、動いていないロープウェイが風に煽られてぶつかっている音か?と想像したが、工事車両が入っていた。
下山してきた登山者は、強風のため途中で引き返してきたとのこと。テント泊はやめたほうが良いと忠告を受ける。
峠の茶屋10:10到着。冬季は閉鎖している茶屋付近も強い風が吹く。気温がそれほど低くないのは救いだ。風を避ける幕営敵地を探す。塀がありその前に立ってみると幾分風が弱い。幕営地はここに決定。
1時間程度設営した後、既に強風ではあったが、風の状況を見ながら東南稜取り付きは見ておきたいと偵察へ11:10出発。
一般登山道を進み、樹林帯を抜けると、ものすごい風が顔面を襲う。東南稜には雲がかかりはっきりと見えない。風で雲が流され東南稜の姿が一瞬現れた隙に慌ててシャッターを押す。強風に何度も足を取られ、数メートル進んでは耐風姿勢を繰り返す。転倒もあり、3番の看板より少し進んだ辺りで引き返し、幕営地へ12:40に戻る。
幕営地付近でも時折風が強く吹き、雲が流され青空が見える。風の弱い場所であれば絶好の登山日和に感じるが、一歩踏み出すとあの強風である。行動するのは諦め、風の弱い場所に雪テーブルを作り、つまみ&お酒で明日の作戦会議を始める。程なくして太陽は雲に隠れ、風が強まり、寒さに耐えきれずテントへ避難。
4テンに5名集まりおでんと残りのお酒を囲む。おでんは大根、卵、つみれ、こんにゃく、牛蒡巻き、ウインナー、さつま揚げ各種、一人一品割当てかなりのボリューム。つまみの黒胡椒吊るしベーコンを〆のおじやに刻んで隠し味に。これが大正解でほんのりピリッと美味でした。時間はたっぷりあるが、予想外にそれぞれ持ち寄った酒の量が少なく、コーヒーを嗜み、まだまだ外は明るいが解散。就寝。夜半に風は吹き荒れ、吹雪いていた。
2/26 2日目
3時起床。各テントで朝食を済ませ、4:40ヘッデンをつけ出発。
夜半の吹雪でトレースはほぼなくなっている。
昨日と同様、樹林帯を抜けた途端ものすごい風に顔面を襲われる。昨日より明らかに条件は悪く、吹雪いているうえに、ゴーという地響きのような音の後に突風が吹き、足を取られる。耐風姿勢をとっても突風に煽られる。それでも何とか前に進もうとするが、取り付き地点へ南下する4番の看板手前に20mほどのトラバースがあり、このトラバースを通過中にあの突風に煽られたら…と想像した結果、撤退を判断した。
6:10幕営地へ戻り、テントを撤収。7:10峠の茶屋から下山開始。大丸駐車場へ7:35到着。
大丸ガーデンの日帰り湯は朝7時から利用可能600円。ありがたい。店先のベンチで荷物を片付けていると、吹雪いているから店の中に入ってやりなさと84歳のお母さんが温かく迎えてくれる。
内風呂はお湯が熱すぎて中に入れない。露天風呂はぬるすぎる等はあったが、9:30発のバスまで店内で缶ビールを飲んで待たせていただいた。
那須塩原駅前の平成食堂は11時開店だが、10分前から店内で待たせていただき、11時より反省会を開始。こだわりのつまみが豊富で、揚げ物等はだまって人数分にしていただく等配慮の行き届いた良きお店でした。強風で撤退となった悔しい気持ちを温かい心でつつまれ、癒された良い山行でした。(大野記)