メンバー:田中、森川、大野、駿谷
集合:西武秩父駅 5/29 8:20
行程:5/29 中双里登山口9:40-白井差峠11:40-芋堀ドッケン13:30-長井屋峠先のテン場15:30
5/30 テン場5:00-茂萩山(四期萩)6:00-御岳山8:00-タツミチ(三峰口駅分岐)8:20-御岳山登山口
9:00-三峰口駅9:20
5/29
西武秩父駅前,5番バス停は長蛇の列だった。5番バス停は三峰神社や中津川行のバス停である。通常はJR秩父鉄道三峰口駅でバス乗り換えだが西武秩父駅から直行便が出ている。直行便目当ての行列のようだ。今回は4名パーティーなのですこし贅沢をしてタクシーで行くことにした。
タクシーは直ぐに拾えて、中双里まで30分程度12,000円弱であった。思わぬ上客に運転手さんはコーヒーパックを各自にプレゼントしてくれた。
中双里は小さな集落。登山口を探しているとご老人が親切に教えてくれた。登山口には標識がなく、下調べしていないと絶対にわからない。道路から30mくらい入り、山道になるところに標識があった。意味があるのか?
登山口620mから白井差峠1436mまで800mの急登だ。900mくらいまでつづら折りの登りを黙々と進む。尾根は北東方向に延びており、西風が心地よい。
最近は大野・駿谷のトレランコンビに影響されて森川・田中も「山と道」のザックなどで軽量化を進めているのでつらいながらも風を感じる余裕がある?1256mから緩やかな尾根になり、1436mピークをトラバースして2時間程度で白井差峠にでた。ベンチがあり、長めの一本を取った。
白井差峠からは1450m台の尾根を50mくらい上り下りしながら芋堀ドッケンまで続く。天気もいいし、爽やかな山登りの楽しみを味わえる。1441mピークを超えたところに初めての岩場があり、弱点を突いて直登すると上部は広く道になっている。巻ける感じではあるが足がそろったパーティならば岩登りを楽しんだ方がいいだろう。
その後は緩やかな尾根道をたどって50mほど登ったところに1464mの芋堀ドッケンがある。白井差峠から2時間弱であった。また、長く休憩して今後の行動を相談した。とりあえず、長井屋峠(1156m)に15時前につければその先に進もうということにした。
芋堀ドッケンの先には小岩峰(1331m)があり、岩場のルーファイで時間がかかった。結果的にすべて直登できたので今後行く向きには安心して登ってください。倉明山(1333m)でも長く休んだ。そこでオレンジ色のロープ10~20mを発見した。誰かが落としたようで真新しいロープだった。芋堀ドッケン以外には山頂に山名板がなかった。
ここからは下り基調で長井屋峠に15時過ぎに到着。疲れていたこともあり、テン場を探して落ち着いた。各自でツエルトを張ったが大野さんのツエルトは美しく張れていた。車座になり、野外で宴会の夜は更けた。
5/30
きっちり5時スタート。さすが熟練している。今日も下り基調であるが今回の山行の白眉である四期萩(茂萩山、1188m)の岩場が楽しみだ。
1125mの双耳ピークを超えると岩場が見えてくる。ゴジラの背だ。すこし右に入ってから岩上によじ登る。岩上は広くなっており、きわどくはあるが歩ける。最後はトラバースで1188m頂上を踏まずにコルに出る。1188mのさきは広く二重稜線になっており、境界線を外れても最短の稜線をトレースした。元気が良ければ1日目にここまでくればよいテン場になった。
1000mピーク付近から尾根が広がり、材木の集積場を左に見ながら下降すると工事中の林道を横切る。いったん林道に降りて尾根道に上りかえす。後は、50mのアップダウンで2時間かけて御岳山でゴール感があった。小さい社と半鐘があり、かわいい狛犬が鎮座していた。ここでも長く休んで1時間で三峰口におりた。一般道がいかに歩きやすいかをしみじみと味わった。
秩父鉄道で御花畑、西武秩父駅の「祭りの湯」で汗を流した。その後、フードコートで焼き肉、味噌豚とハラミがおいしく、生ビールが進んだ。
特急秩父号も貸し切り状態でいい気で飲んでいたら後半熟睡してしまった。
総じて「これぞ山行」というよい塩梅であった。みんな無事でよかったです。(田中)