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2020.08 大ナゲシ・高反山

日程:202081日(土)~2日(日)                   
場所:奥秩父
集合:JR高崎駅 830分  
メンバー: L田中、大野、駿谷、星

 

行程 

8/1

830 JR高崎駅

1030道の駅上野

1050小倉橋

1430東稜ルートを経て高反山

1510南稜ルートを経て檜峠

1600道の駅上野

1720小倉橋にデポした車を回収し野栗キャンプ場(ツェルト泊)

8/2

500野栗キャンプ場

530赤岩橋に車を駐車

540北稜取り付き(くりみ橋)

855野栗沢諏訪山

1030小ナゲシ

1315大ナゲシ

1410赤岩峠

1600赤岩橋

1900浜平温泉しおじの湯で温泉にはいり夕食をとりJR高崎駅

 

8/1

高崎駅で集合し、2台の車で道の駅上野まで行き、車を一台デポし小倉橋へ行き駐車。

小倉橋を渡りすぐ右の東稜ルート末端からダイレクトに取り付く。しかし、尾根にあがるところが分かりづらく、地図をみたり、携帯のGPXを確認したり標高570ⅿくらいのところでやっと尾根に上がる。調べてみたところ、「藪岩魂」で紹介されているルートは沢沿い左岸通しの荒れた植林道を進み、岩稜帯が終わったところで東稜に乗り上げるルートで、その踏み跡にも惑わされのかもしれない。はじめは結構な急登をすすみ、低山であり気温も高くすごく汗をかき水の消費量が半端なかった。途中からは岩稜帯を進むが今回はロープをもっていかなかったため無理できず、下りなどは慎重にいく。

高反山から下りの南稜ルートはテープが豊富にあり困難箇所はなかった。標高1050m付近の高反山、檜峠という案内板のある部分は、尾根分岐を直進するルートと左に行くルートがあり、私たちは左にいき急登を下り尾根に戻り、その後は尾根上に下りた。

登りの東稜ルートは少しなめていたせいもあり、結構登りごたえのあるルートであり、翌日の大ナゲシが少し不安になった。

下山後、小倉橋に置いておいた車をピックアップし野栗キャンプ場へ行く。各自ツェルトを張り、しおじの湯で汗をながした後、キャンプ場に戻り河原で宴会。明日が本番だというのに、コロナで宴会などが自粛されており、久しぶりにみんなでわいわい話したり飲んだりする事が楽しく話も弾み23時にやっと就寝。

 

8/2

34時起床しツェルトを撤収し5時に野栗沢キャンプ場出発。赤岩橋付近に駐車し装備をつけくりみ橋まで戻る。取り付きは踏み跡もありすぐに見つけられたが、結構な急登ですごく暑く、装備をすべてつけて登っていたがヘルメットは除去。石垣のある台地上を右へ、尾根に合流し尾根を進み懸垂下降地点に到着。みんなはビレイデバイスをあえてもっていかなかったのでムンターヒッチで懸垂下降。私はATCを使い懸垂下降実施。いつも道具を持っているわけではないのでロープワークは常にできるように練習が必須だと改めて感じた。そして、はじめての空中懸垂、はじめは足がつかないことが少し怖かったが、途中から楽しくなり秋に行く予定の星穴岳の50ⅿ空中懸垂が楽しみになった。岩壁下に右に一本開けたルンゼがありそこを登る。赤テープがありそこの岩壁を右に巻き踏み跡はちらほらあるのでそこをたどり、野栗諏訪山への登りは取り付きが分かりづらく、踏み跡はないためここだろうと思う場所を登り野栗諏訪山へ到着。

野栗諏訪山の南側は崖で東側を下り、崖下をトラバースし、ルンゼを登る。このルンゼ、登った先がよく分からないのと、滑落した場合結構下まで落ちてしまう可能性がありロープで確保し登る。先人の投稿では標識「七」までが核心部と書かれていたが、それ以降もルートファインディング力を試される部分が多数。

小ナゲシまでの登りは分かりづらく、踏み跡らしきところで登れそうなところを登りやっとの思いで小ナゲシへ。小ナゲシから2回目の懸垂下降地点に到着し、懸垂下降で下る(50mロープ1回)。懸垂下降の終了地点からラストのコルまでも踏み跡もなく道が不明瞭。

大ナゲシへの登りは登山道を避け、下りは登山道から下った。しかし、鎖場の下部は岩場が湿っていたこともあり滑りやすく、今回の山行で一番怖かったような気がする。赤岩峠から赤岩橋に下るのだが登山道は崩れており、かけてある橋でさえ壊れてしまいそうでヒヤヒヤしながら渡り、登山道の反対側はきれおちており落ちたら危ない箇所多数。また、何度も渡渉を繰り返し下山。本当に最後まで気が抜けない山行だった。(星)