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2020.07 マスキ嵐沢

 

日程:202075日(日)                                              
場所:西丹沢大滝沢支流マスキ嵐沢
集合:小田急線新松田駅 725分  
メンバー: L森川、水上、田中、大野、駿谷

 

行程 

730分 西丹沢自然公園行バスに乗車 
8
30分 大滝橋下車
9
30分 マスキ嵐沢入渓点着遡行開始
12
00分 権現山稜線
14
10分 西丹沢自然公園

 

75日小田急新松田駅730分出発。バスの混雑を予想して早めの出発となったが、乗客は10名程度。山の客は我々以外に1組と天候のせいもありやはり少ない。

830分大滝橋バス停で下車し、沢沿いを進む。雨はあがったものの長雨の影響で水量が多い。入渓点が一般登山道の途中にあるのもこの沢の特徴であるが、なんと途中の橋が流されており、入渓点手前で遡行準備をすることになった。2か所ほど徒渉を経てようやく入渓点に到着。遡行スタートである。930分入渓。

水量が多いものの遡行に特に支障はなく1年ぶりの沢に早くも期待が高まる。

最初の4mの滝は、左の壁を登る。その後小滝をいくつか越えていくが、はやり水量が多く本来ならナメ床も楽しめるのだが水流の中を進むことはできない。しばらくすると8mの滝が現れる。本来なら滝の左を水流沿いに登るのだが、今日は、滝右側を巻くことにした。次はトイ状の滝で、5年前の記録をみると「大きな木がトイの左側に横たわるように有った。その木の左からトイを登った。」と記載があるが、今回は右側を登り安全のためロープを出すことにした。しばらく進むと先行パーティが休んでいる。聞くと水量が多くリーダが偵察しているという。我々もここで1本とることにした。目の前は215mの滝。ものすごい水量である。滝中は当然上ることも出来ず、滝の右側を慎重に登っていく。本来なら「たわし」の出番であるが、今回は不要であった。

続いて現れたのは今回の遡行で一番難度の高い7mの滝だ。しばし皆でルートを確認する。水を少し被るものの滝の左から登る。ここも安全のためロープを出す。その後いくつかの滝を登っていくが、ようやく水量が減ってきた。標高も上がってきて、最後の二股に到着。遡行図通り右の沢に入りしばらく行くと最後のポイントとなる10mの岩が現れた。普段は乾いた岩であるが今回は別、雨が降り出してきたこともあるが水が流れ落ちてくる。今まで何度かこの沢にきているが初めての体験である。

 下部の少しハングした岩は、小さな突起に足先をかけて登る。あとはホールド、スタンスもあるので問題はないのだが、やはり流れてくる水は難敵で慎重に登っていく。今日4回目となるロープを出して順次登り、ようやくクライミング終了。あとは高低差100mほど詰めて権現山の稜線に到着した。時間は、12時。入渓してから2時間半の遡行であった。

 小ピークで少し休憩して西丹沢にむけて下山を開始、途中道を見失ったりしたが、14時過ぎ無事西丹沢自然公園に到着。急いで着替えてバスに乗車、新松田の個室居酒屋にて反省会を行った。久しぶりだということもあるが、美しい沢であり水量もあって十分楽しむことができた。いい山行であったと思う。(森川)