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2016.07 明神岳主稜

期日 2016年7月23日(土)~24日(日)
天候 23日晴れ、24日晴れ
参加者3人 水上、森川、田中
コースタイム
23日 上高地バスターミナル11:40(1,504m)-岳沢登山口11:55-七号標識12:25(1,690m)-五峰台地15:40(2,564m)-幕営
24日 五峰台地5:00-五峰5:30-四峰6:30-二・三コル6:55(2,835m)-二峰7:20-二峰テラス7:42-主峰8:20-最低コル9:00-前穂高岳10:30(3,090m)11:00-上高地バスターミナル14:00
 七号標識から一般道を逸れ、明神岳の支尾根に入る。このルートは胸突きどころか手が突くくらいの急登でこの山行で一番しんどかった。2時間ほどの悪戦苦労の末、ナイフリッジになり、かえってほっとした。
 リッジから先は普通の登りで森林限界、ハイマツ帯を抜けると五峰台地に到着した。テン場には誰もいなかったが一番手前の適地を選択した。終日曇りだったせいか夜はシュラフカバーだけで寒くはなかった。
 翌日は快晴の中5時に出発。五峰が目の前に見え、道迷いの心配はない。踏み跡をたどり、岩をよじ登り、ピッケルが刺さった五峰に出た。四峰へは下にも道はあるが下りすぎず、尾根通しで高度を下げないで行ける。三峰へも高い位置を巻いていくルートをとれるので下りすぎないのがポイント。二峰によじ登り、懸垂点を探した。かなり下降したところの岩の裏のわかりづらいところに懸垂点を発見した。捨て縄がたくさんかかっているので新しそうなロープを2本選んで2Pの懸垂をした。1本目は25m、2本目は15m位であった。
 二峰からはすぐに主峰に到達。主峰から最低コルへは1P懸垂の予定で懸垂点を探す。かなりクライムダウンしたところに懸垂点を発見。下降点がブラインドであるがデータでは30mで足りるはず。実際には30mでちょうどよかった。50mロープではスラブの上部くらいまでしか届かないのでガレ場のクライムダウンが必要になる。
 最低コルから前穂へは高度を上げぎみにトラバース、我慢の登りの末、一般道との分岐標が見えて一気に喜びが爆発した。(田中)