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2019.10 赤岳天狗尾根

期日 2019年10月5日(土)~6日(日)
参加者 9人 L田中、水上、森川、赤星、星
       ゲスト:大野、駿谷、目崎、橋本
10月5日 9:00に小淵沢駅に集合。ジャンポタクシーとH女史の車で美しの森へ9:30着。タクシー料金は7,310円でした。
準備と朝礼後9:50に出発。
 今年の台風で出合いの小屋までの道は激しく変わっていた。土石流の後なのであろうか、巨石と倒木が入り雑じって歩きづらいことおびただしい。堰堤を越える箇所は変わっていなかったがそれ以外は新しいルートも多かった。11:40に出合いの小屋着。行動食を頂いた後、赤岳沢分岐へ。赤岳沢を遡行し、テープに従って天狗尾根の末端にのった。以前は3本テープがついた木が目印だったが今は「天狗尾根→」という非常に分かりやすいテープがついていた。一般道にしたいかのように藪は払ってあるし、テープが沢山付いていて分かりやすい。しかし、道は急騰で息を切らして稜線にでる。
 岩稜を巻いたり、稜線をたどりながらテン場を探す。2,100,2,250,2,350mくらいにテン場が有りそうだが明日のために出来れば高いところまで登っておきたい。
今回のメンバーは健脚揃いだったので最も高い2,350mのテン場まで行くことができた。明日の行程が軽くなる。しかも、まだ14:00。その後、野天で車座になり、反省会のグダグタが続き夜は更けていった。
10月6日 3時起床5時出発。ロープを出す箇所が2箇所あり、9名の大所帯なので赤岳まで5時間以上かかると見ていた。胸突き八丁の急登をいくらもいかないうちにカニのハサミに出た。ここは左に巻いて次の岩稜をフリーで登る。朝一だし、最初の岩稜なので田中が全員の通過を見守った。先にクリアしたチームには先行してもらったが案の定フィックスロープのトラバース地点を通り過ぎていて、やはり、ここは要注意ポイントであった。
これから、10mトラバースして草付きルンゼを30m登るL字形の地形で下が切れたっているのでロープを出した。50mロープがベストだが今回は軽量化のため30mロープ2本にした。これが大失敗。ロープの繋ぎ目がランナーのカラビナに引っ掛かってロープアップできなかった。しんがりの森川さんの機転でなんとかなったが想像力がかけていた。前回の積雪期と違ってルンゼは草付きで難なくクリアできた。今後、ここはトラバースにフィックスロープを張るだけでよさそうだ。
L字を抜けるとまた、岩稜帯になり、左に巻いて裏側をトラバースし、ルンゼをフリーで登ると偽天狗。ここは右に巻いて大天狗下部に到着。積雪期と違い、木々が生い茂っていたので大天狗直登ルートに行ってしまった。今回は巻く予定なので右に巻いて10m弱の岩場にフィックスを張ってテラスに出て、さらに右に巻いて小天狗正面。左の斜面を詰めて天狗尾根の最終点の緑ロープを越えてバリエーションを終了した。(田中)