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2019.09 男山ダイレクト

行程  JR甲府駅 9:00 (レンタカー)→ 10:00 登山口 10:10 → 12:00 1,600mコル
   → 12:20 ルート基部(1,700m) 12:30 → 第一岩稜 → 第二岩稜 → 第三岩稜
   → 15:10 男山山頂(1,851m) 16:10 → 17:30 登山口 → 19:00 甲府駅
 甲府駅に8:30集合。計画当初は、土曜日前夜泊の山行だったが、レンタカー を利用することで日帰りできることがわかり日帰り山行に切り替えた。結果的 に台風が関東地方を直撃する前に決行することができた。
 今回参加者は6名、みどるの会フルメンバーである。甲府でレンタカーを借 り現地へ、1時間ほどで登山口に到着。準備を整え、一般登山道を登り始める。 30分ほど進み、1,420m付近で登山道を外れる。ここからはバリエーションルート、 いったん沢に下り、沢を渡った対岸の斜面を北に登る。まるで沢の詰めを登って いるようとメンバーから思わず声が出るほどの急登だ。1,580m付近からは西に トラバースして、岩稜帯がある男山西側の稜線上のコルに到着した。登り始めて ここまで2時間、予定通りである。コルは日陰で風が吹き抜け、汗だくの体を冷や してくれる。休憩後ハーネスを装着し、今日のルートである岩稜帯の基部へ。 少し登って基部の手前の大きな岩壁付近で最後の装備を整える。岩を右に回り込み 少し右手にトラバースすると第一岩稜の基部が現れた。時間は、12:30。 6人なので3組に組み分け、今回企画した森川チームが先頭、SLの田中チームが 最後尾として第一岩稜に臨む。
 第一岩稜はおおよそ50m、途中の立ち木で一度ステップを切る。ネットの情報 では1ピッチ目が最も簡単とのことだが、途中にピトンが1つあったもののそれ 以外なし、簡単な登攀といいながら岩を確認しながら登る。登りだすと途中で 視界が広がりビレイ点では富士山も望めた。第2ステップは古沢さんがリードで 第一岩稜を登り切り、続いて第二岩稜基部へ10mほど移動する。
 第二岩稜は、ルートによっては落ちたら終わりといった場所もあり、少し緊張する。 途中つるつるのスラブには2か所ほどハーケンが打ってあるが、それ以外はなし。 こんなところも本チャンルートを感じることができる。ここもおおよそ40m程あり、 途中でピッチを切って登る。
 第三岩稜の基部は、少し平坦で、いったんここで休憩する。ここは出だしのステップ が核心で、ほぼ垂直に5mほど登って右に回り込みテラスに出る。これをクリヤーし、 20m程登るとあとは山頂へと続くゴジラの背のようなリッジである。ここまでダイレクト コースの基部から約2時間30分。第三岩稜のリッジに出るとこれまでの180度の視野は、 一気に拡大、更に山頂では遮るもののない360度の絶景が広がる。
 山頂でザックをおいてゴジラの背のリッジを振り返ると第2班が登ってくる。 第1班が山頂についておおよそ40分、全班が山頂に到着。皆満足した表情だ。 山頂にて記念写真を撮ったりしてしばし休憩、その後下山にかかる。途中登ってきたダイレクト ルートを確認しつつ17:30無事登山口に到着。充実した1日となった。(森川)