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2017.09 白馬岳~祖母谷

期日 2017年8月26日(土)~27日(日)
天候 26日:晴れ、27日:晴れ
参加者3人 水上、森川、田中
コースタイム
8/26 10:00猿倉~11:00白馬尻~15:00白馬稜線(村営白馬頂上宿舎泊)
8/27 5:00頂上宿舎-6:50清水岳-8:40不帰岳避難小屋-12:50祖母谷温泉-13:30欅平駅
  1日目:朝方まで降っていた雨もやみ、猿倉に着いた10時頃には久々の青空 となった。1時間ほどで白馬尻山荘に到着、しばらく夏道を歩くことになった が、今年は雪も多く、大雪渓もところどころ雪渓に亀裂が入っているものの、 2時間ほど雪渓の上を歩くことができた。この時期に大雪渓ルートで白馬に登 ったことはないが、非常に水量が多いと感じられ、明日の渡渉が若干心配とな った。宿泊先である白馬岳頂上宿舎には15:00に到着。夕刻には素晴らし い夕日を見ることができた。
 頂上宿舎には、長野県遭難防止対策協会のスタッフが常駐しており、山岳地 図に示されるコースタイムは、他のコースと比較して非常に短く表示されてお り、+2時間ほどの余裕を持ったほうが良いということ、渡渉の問題は何とか 大丈夫ということなどアドバイスをもらった。

2日目:この日は朝から晴天、予定通り5時に出発して最初の目標である清水 岳を目指した。スタートしてすぐの旭岳裾の雪渓はツボ足で難なく通過でき た。結局雪渓はこの1か所だけであった。
旭岳を巻くころには朝日が山々を照らし、剱岳から遠くは槍ヶ岳まで北アル プスの壮大なパノラマを見ることができた。清水岳まではこの山容を眺めなが らのルートとなる。清水平をすぎほどなく清水岳山頂付近に到着。しばしの休 憩をとった後、いよいよ清水尾根に入り長い下りが始まる。ともかく次の目標 は不帰岳避難小屋、約700mの下降である。避難小屋からは、祖母谷温泉まで はコースタイムで4時間のコースとなっている。1時間ごとの休憩を励行して 下っていく。祖母谷温泉まで約1,100mの下降であるが、先の避難小屋まで 700mの下降が1時間40分に対し、1.5倍程度の下降に2倍以上の時間 がかかったが、これはトラバースが多いルートが起因していた。実際に 避難小屋から百貫の大下りまでの約300mの下降に2時間近くの時間を費やし た。百貫山のトラバースは、10m~20mほどの上り下りが断続して おり、いつまでたっても高度が下がらない状況が続く。標高1,600mとなって 百貫の大下りが始まりここからは一気に高度を下げていく。12:30よう やく名剣沢に下り、沢を渡って林道をすすみ12:50祖母谷温泉に到着した。 白馬頂上宿舎をでて8時間の山行であった。
 ちなみにこれは地図上の標準タイムとほぼ等しく。一般的に考えると昨日 アドバイスがあったように、標準タイムは、+1~2時間であっても不思議 でないという感想を持った。 休憩後は欅平からトロッコに乗って帰途に就いた。(森川)