期日 2019年8月10日(土)~12日(月・祭) |
参加者 4人 L水上、SL田中、森川、星 |
8/10(土) 新宿 7:00発スーパーあずさ1号→上諏訪で飯田線に乗換→飯田着12:17 JR飯田駅12:20→(タクシー)→13:50摺古木自然園休憩舎14:00 ~15:30摺古木山15:40~16:42白ビソ山~17:05安平路避難小屋泊 8/11(日) 安平路避難小屋 5:00~ 5:58安平路山~ 8:30浦川山~ 9:35松川乗越 ~11:48袴腰山~14:30奥念丈岳泊 8/12(月・祭) 奥念丈岳 5:10~ 7:05南越百山 7:24~ 7:58越百山 8:20 ~ 9:05越百小屋 9:30~11:55福栃橋~12:40登山口~13:10伊奈川ダム →(タクシー)→阿寺渓谷日帰り温泉→(タクシー)→JR上松駅 |
8月10日 飯田駅から予約していたタクシーで摺古木自然園休憩舎へ入った。林道が悪路で普通は手前の大平までしか入ってくれないが、タクシー会社3社と交渉してやっと応じてもらえ、3時間の林道歩きを免れた。摺古木山・白ビソ山を経て17時に安平路避難小屋へ到着。2名の先客がいて水場の状況などを教わった。夜になると小屋の中から満天の星空が観えた。 8月11日 朝5時に安平路避難小屋を出発して6時に安平路山頂に到着。ここからが問題のバリエーションルートだ。『真北に150m下って東に90度 向きを変え、200mトラバースする』と予習してあったが踏み跡は定かでない。『恐らくこうだろう』と見当を付けて藪漕ぎ気味に進んだら正しかったらしく、予定した尾根に乗ることができた。その後も藪漕ぎが続き、難行苦行の末に10時頃松川乗越に着いた。ここは一面の広い笹藪で踏み跡はあるのだろうが上からは見えない。ところどころ踏み跡に助けられるものの、ほとんどが小笹の藪漕ぎ。笹の茎を10本程 束にして横に倒し、足を高く上げて上から踏みつけて進むのだが、一歩一歩がこの調子だからとても体力が要る。疲れてくると足が上がらなくて笹の根につまずいていて転倒し、更に体力を消耗する。この作業がこの日は延々10時間続いた。おまけに記録的猛暑で、木陰がないから頭から直射日光がじりじりと照りつける。田中さんは2日間で6Lの水を消費。普段あまり水を飲まない水上も3.5Lを飲んだ。14時半、奥念丈岳に到着。『昼間は快晴・夕方から雨』という天気予報が当たって小雨がパラついてきたので大急ぎでツエルトを張って、この日は宴会を諦めた。 8月12日 日の出前の東の空が何と美しいこと。雲海の向こうに南アルプスの山々が浮かび、山裾の茜色が次第に色濃くなっていく。昨日と同じ朝5時に出発。『奥念丈岳の先は笹刈隊が入ったらしい』という噂通り、笹が刈られていて踏み跡が明瞭。笹を横に倒して踏みつける苦行もなくて大変有難い。滑り易い急登は続くが昨日のことを考えれば何ということもなく、7時に南越百山に到着。素晴らしい展望を眺めていると反対側から男女二人連れが登ってきた。鳩打峠へ行くというので、そのルートなら笹が刈られていると伝えた。 南越百山の後は這松の藪漕ぎをしながら8時に越百山に着いた。山頂からは360度の大展望で南アルプスと富士山、八ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳の雄姿の奥に北アルプス、そして越百山の北に直線的に連なる空木岳などの中央アルプス。しばらく見とれていたが水が乏しいので越百小屋へ向かって下山開始。 9時に越百小屋、12時に福栃橋、その先は長い林道歩きで13時過ぎに伊奈川ダム先のゲートに到着。タクシーで日帰り温泉フォレスパ木曽へ向かってお開きとなった。無事に帰ってこられてやれやれ。(水上) |